レイカーズで開花したスロベニアの至宝

2024-25シーズンに突入するルカ・ドンチッチは、レイカーズ加入後2年目で早くもフランチャイズプレイヤーとしての存在感を確立。前シーズン28試合で平均28.2得点・8.1リバウンド・7.5アシストを記録し、レブロン・ジェームズとのデュエットでチームをプレーオフに導いた。

契約交渉の核心

• 4年2億2900万ドル：2026-27シーズンのプレイヤーオプション破棄を前提
• スーパーマックス条項：オールNBAチーム選出で発動する報奨金
• ノートレード条項：2028年まで完全保護が付与

専門家の分析

ESPNのボビー・マークス氏は「この契約でドンチッチは26歳でNBA史上最高年俸の保持者に。2027年には新たなTV契約が始まり、サラリーキャップが急騰することを見越した戦略的契約」と指摘。

ユーロバスケット2025への影響

8月上旬にスロベニア代表へ合流予定のドンチッチは、8月27日開幕の国際大会で母国の優勝を牽引。NBAインサイダーのクリス・ヘイニー記者は「契約締結後すぐに代表合流するスケジュール管理が、彼のプロ意識の高さを物語る」と評価。

新戦力との化学反応

今夏獲得のディアンドレ・エイトン（元太陽）とマーカス・スマート（元グリズリーズ）との連携に注目が集まる。特にエイトンとのピック＆ロールは、ドンチッチのアシスト数をさらに押し上げると予測。

「レイカーズの未来を背負う覚悟がある」とドンチッチ本人がESPNインタビューでコメント。契約締結式は8月4日、ロサンゼルスでジョーダンブランド主催のイベントと連動して行われる。