MLB史上95年ぶりの乱打戦!3試合で合計83得点の大熱狂
MLBで95年ぶりの珍事が発生!3試合で合計83得点の乱打戦が繰り広げられ、ロッキーズが史上初の大逆転劇を演じた。

95年ぶりの乱打戦がMLBを震撼
2025年8月1日(日本時間2日)、MLBでは各地で15試合が行われ、そのうち3試合で両軍の合計得点が25得点以上を記録するという珍事が発生しました。米データサイト「オプタ・スタッツ」によると、1901年以降の近代野球で同日に3試合で両軍計25得点以上をマークしたのは、1930年6月23日以来95年ぶりの史上2度目の出来事でした。3試合の合計得点は83得点に達し、ファンたちを大いに沸かせました。
マーリンズの劇的なサヨナラ勝利
マーリンズは本拠地でのヤンキース戦で、5回表を終えて0-6と大量リードを許しましたが、その裏に4点を返し、4-9とされた7回には6得点して逆転しました。8回に1失点して同点とされ、9回は2失点して再びリードを奪われましたが、9回1死一、二塁から1番エドワーズの適時打に敵失も絡み、同点に追いつきました。さらに1死三塁から2番ラミレスの捕手へのゴロが相手捕手の野選を誘い、13-12で劇的なサヨナラ勝利を収めました。
ブルワーズの打線爆発
ブルワーズは敵地でのナショナルズ戦で、打線が爆発して25安打で16得点を挙げました。一方で投手陣は16-4の9回に5失点を喫し、最終的には16-9で勝利しました。ブルワーズは今季敵地で16得点以上を記録したのが4度目で、「オプタ・スタッツ」によると1939年のヤンキース以来86年ぶりの快挙でした。
ロッキーズの史上初の大逆転劇
ロッキーズは本拠地でのパイレーツ戦で、初回に先発センザテーラが初回持たず7安打8失点の大乱調で降板し、パイレーツに打者14人で10安打2四球で9得点の猛攻を食らいました。6回までに16失点しましたが、両リーグ最低勝率(.259)のチームは本拠ファンに諦めない姿勢を見せました。5回までに10点を奪って打撃戦に持ち込み、16-10の8回に2得点。さらに9回は3番グッドマンがソロ本塁打を放って3点差に迫り、なおも1死一塁からバナベル、エストラダが連続適時打を放って1点差に迫りました。そして最後は1死一塁から7番ドイルが左翼へサヨナラ2ランを放ち、歴史的な乱打戦を締めくくり、17-16で勝利しました。
歴史に残る逆転劇
「オプタ・スタッツ」によると、ロッキーズは「15失点以上」、「1イニングで9失点」、「9点以上のビハインド」を背負いながらも勝利した大リーグ史上初のチームとなりました。大リーグ公式サイトのサラ・ラングス記者は自身のXで、初回に9失点以上しながら勝利したのは、2006年のインディアンス(現ガーディアンズ)以来19年ぶり6球団目と紹介しました。