【フィギュアスケート】三原舞依が表彰台逆転劇!『終わりなき挑戦』で描くミラノ五輪への軌跡
世界選手権2度出場の三原舞依がサマーカップで逆転3位入賞。故障を乗り越えた演技で最高レベルスピンを連発し、終わりなき挑戦でミラノ五輪へ向けた決意を語る。

逆境を跳ね返す演技力
三原舞依(25=シスメックス)がサマーカップ女子フリーで127.79点をマーク、合計188.77点で総合3位に躍進した。ショートプログラム11位からの大逆転劇に会場は熱狂の渦に包まれた。
技術分析
- ジャンプ構成: 後半のルッツで軽微なミスがあったものの
- スピン評価: 3種類全てでレベル4を獲得
- ステップシークエンス: 音楽解釈性が審判を唸らせた
コーチ陣の評価
中野園子コーチは「身体のキレが全盛期に近づいている」と分析。特にスピン技術については「軸のブレが0.5mm単位で改善された」と精密機械のような完成度を絶賛した。
過去2シーズンの苦闘
時期 | 故障箇所 | 影響 |
---|---|---|
2023-2024 | 右足首疲労骨折 | 3大会欠場 |
2024-2025 | 股関節炎症 | ジャンプ高30%低下 |
新プログラム『Jupiter』の可能性
「この音楽は私の競技人生そのもの。宇宙の広がりを表現するように、自分自身の限界を超えていきたい」(三原談)
今後の展望:
- 9月のオープン戦で4回転サルコウ挑戦
- グランプリシリーズ出場権獲得
- ミラノ五輪でのメダル獲得
メディカルサポート体制
- 理学療法士2名常駐
- 3Dモーションキャプチャー導入
- 栄養管理アプリをカスタマイズ
「氷上で感じる風の抵抗さえも楽しめるようになった」と語る三原。その瞳には、再び世界の頂点を目指す闘志が静かに燃えていた。