シンシナティ・オープン決勝:シナー途中棄権、アルカラスが優勝
シンシナティ・オープン決勝でシナーが途中棄権し、アルカラスが優勝。シナーは観客に謝罪し、無念の準優勝となった。

シンシナティ・オープン決勝のハイライト
男子テニスのシンシナティ・オープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は、日本時間2025年8月19日に決勝戦が行われました。第1シードのヤニック・シナー(イタリア)と第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)の注目の対決でしたが、シナーは第1セットを0-5としたところで途中棄権し、無念の準優勝となりました。
シナーの謝罪
表彰式でシナーは、途中棄権したことを観客に謝罪しました。彼は「本当に本当に申し訳ない。昨日から調子があまり良くなかった。夜の間に良くなると思っていたが、結局悪くなってしまった。出場しようと努力し、少しでも試合をしようとしたけど、これ以上はできなかった。本当に申し訳ない」と語りました。
アルカラスの優勝
一方、思わぬ形で優勝したアルカラスは、これがツアー大会で22度目のタイトル獲得となりました。また、ATPマスターズ1000では8度目の優勝を飾りました。アルカラスは試合後、「シナーは素晴らしい選手で、彼の体調が良くなって戻ってくることを願っている」とコメントしました。
今大会のシナーの戦績
シナーは今大会、初戦の2回戦で予選勝者で世界ランク144位のD・ガラン(コロンビア)、3回戦で第30シードのG・ディアロ(カナダ)、4回戦で予選勝者で同89位のA・マナリノ(フランス)、準々決勝で第23シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)、準決勝で予選勝者で同136位のT・アトマン(フランス)を下し、決勝に進出しました。
今後の展望
シナーは今後、体調を整え、次の大会でリベンジを果たすことを目指しています。アルカラスは、今回の優勝を糧に、さらなる高みを目指すことを表明しました。
出典: tennis365.net