金子斐音が16年ぶり中学新記録で全中男子400mを制覇!沖縄全中で48秒16の快挙

金子斐音が沖縄全中で16年ぶりに中学新記録を樹立し、男子400mを制覇。48秒16の快挙で目標達成に喜びを爆発させた。

金子斐音の快挙

2025年8月20日、沖縄県総合運動公園陸上競技場で開催された第52回全日本中学校選手権(全中)の男子400mで、金子斐音(牧野3富山)が48秒16の記録で優勝を果たしました。この記録は、2009年の大分大会で谷川鈴扇(邑楽・群馬)が樹立した48秒18の中学記録および大会記録を16年ぶりに更新するものでした。

レースのハイライト

レース前から、金子と同じ北信越勢の櫻田晃良(三条二3新潟)との一騎打ちが注目されていました。金子は7月の通信大会でただ一人48秒台の48秒94を記録し、続く北信越大会では48秒48と中学歴代5位タイ(当時)をマーク。一方の櫻田も200mで21秒68を持つスピードランナーで、北信越大会では200mを制覇。さらに今大会予選で48秒64を叩き出し、今季2人目の48秒台に突入していました。

決勝の展開

決勝は櫻田が6レーン、金子が7レーンでスタート。前半型の櫻田が飛び出し、バックストレートでは一時リードを奪いましたが、金子は「並ばれるのは想定内。焦らず後半で巻き返すプランでした」と冷静に対応。第3コーナーを並んで駆け抜けると、アウトレーンの金子が優位に立ち、直線では力強いストライドで差を広げました。

フィニッシュ後の喜び

フィニッシュ後、速報掲示板に「48.17」と表示されると、金子は両手でガッツポーズをつくって喜びを爆発させました。その後、正式タイムが48秒16と発表され、「中学記録は一番の目標として頭に入っていたので、(48秒18を)切れたとわかった瞬間とても嬉しかったです」と笑顔が絶えませんでした。

金子の成長

金子が400mに挑戦したのは昨夏から。顧問の大橋伸宜教諭の勧めでロングスプリントに取り組み、今年4月の初レースで51秒91を記録。その後、一気に力を伸ばし、ついに中学記録に到達しました。

ライバルとの友情

レースは中学歴代8位の48秒49で櫻田が2位。両者は冬季の北信越ブロック合宿で共に練習した仲間でもあり、金子は「記録が出たのは櫻田君のおかげです」と感謝を口にし、互いに健闘をたたえあいました。

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