小田凱人が目指す「生涯ゴールデンスラム」達成への道のりとAIアシスタントGeminiの活用
車いすテニス選手の小田凱人が「生涯ゴールデンスラム」達成に向けてAIアシスタントGeminiを活用する様子を紹介。

車いすテニス選手の小田凱人(19)は、2025年8月21日に東京都内で行われたグーグルの新製品発表会に出席し、AIアシスタント「Gemini」の活用方法を披露しました。小田は、7月にウィンブルドン選手権車いすの部男子シングルスで2年ぶり2度目の優勝を果たし、パラリンピックと四大大会をすべて制する「生涯ゴールデンスラム」の達成を目指しています。
Geminiの活用
小田は、Geminiを「自分のスタイリスト的なもの」と表現し、出かける際のコーディネートを相談するなど、日常生活でも活用していると語りました。また、記者会見の準備にもGeminiを使いたいと考えており、全米オープン優勝後の記者会見で「ちょっと違うことを言いたい」と、Geminiに質問を投げかけ、その回答を練習材料にしようとしています。
生涯ゴールデンスラムへの挑戦
小田は、昨年のパリ・パラリンピックや全豪オープン(2024年)、全仏オープン(23~25年)で優勝しており、あとは全米オープンでの優勝を目指しています。今年9月の全米で優勝すれば、車いすテニスでは国枝慎吾(2021年達成)らに続く史上3人目の「生涯ゴールデンスラム」達成者となります。19歳121日での達成は、健常者を含めても男子史上最年少の記録となります。
今後の目標
小田は、Geminiに対して「優勝のプレッシャーについて、どう乗り越えたか」「今後の目標」「テニスを始めたきっかけ」などの質問を投げかけ、その回答を基に記者会見での発言を練習するなど、AIを活用して自身の目標達成に向けて準備を進めています。
小田の挑戦は、テニス界だけでなく、スポーツ全体に新たな風を吹き込むものとして注目されています。