ロコ・ソラーレ、逆転劇でフォルティウスを撃破!藤沢五月の神投に歓喜
ロコ・ソラーレが大逆転勝利でフォルティウスを破り、代表候補決定戦への道を切り開いた。

試合概要
2025年2月6日、横浜BUNTAIで行われたカーリング日本選手権において、ロコ・ソラーレはフォルティウスと対戦し、見事な逆転劇を演じました。最終スコアは7-6。スキップの藤沢五月は大会を通じて神投を連発し、チームを勝利に導きました。
藤沢五月の神投
試合は厳しい展開で始まりました。第3エンド、ロコ・ソラーレは0-2の劣勢。スキップ藤沢は、相手の赤い石が5個も円の中心に配置されている中、唯一通路を見つけて1点を確保しました。「これを決めないと終わる」と冷静に判断し、仲間を信じてショットを決めました。この一投が試合の流れを変える重要な瞬間となりました。
逆転の瞬間
第7エンドでは、再び失点の危機が訪れましたが、藤沢はここでも見事に石の間をすり抜け、得点を追加。最終エンドにおいては、2点差からの逆転を果たし、勝利を手にしました。彼女のメンタルの強さが光り、「私のメンタルのクセ。ピンチの時に決めるんですよ」と自らを振り返りました。
チームの絆
サードの吉田知も試合後の喜びを語り、「これがサツキ・フジサワ。憧れの選手とプレーしている気分」と感極まって涙を流しました。チーム全員が喜びに包まれ、一緒に跳ねて歓喜を分かち合いました。しかし、藤沢は「喜びは数秒だった。次の試合に集中しよう」と冷静に次を見据えました。
今後の展望
大会の結果、ロコ・ソラーレは26年ミラノ・コルティナ大会の代表候補決定戦進出が確定しました。今後の試合に向けて、チームの結束を深め、さらなる高みを目指して進んでいくことでしょう。前回の北京オリンピックでも逆境を乗り越えた経験を持つロコ・ソラーレ、イタリアを目指す彼らの勢いは止まりません。
【飯岡大暉】