中国代表のワールドカップ出場に影!セルジーニョ帰化問題が深刻化
中国代表のワールドカップ出場を左右するブラジル人MFセルジーニョの帰化手続きが遅延。時間との戦いが続く中、中国メディアは焦りを見せている。

中国代表の危機
2025年3月に再開する北中米ワールドカップ・アジア最終予選で、日本代表が独走するグループCで最下位に沈んでいるのが中国代表だ。しかし、3位のインドネシアとは勝点6で並び、2位のオーストラリアともわずか1ポイント差。残り4試合の戦い次第で、本大会出場の可能性は十分にある。
セルジーニョの帰化問題
中国代表の新戦力として期待されているブラジル出身のMFセルジーニョ(北京国安)の帰化申請がスムーズに進んでいない。中国のポータルサイト『捜狐』は2月7日、「中国代表の帰化に問題が発生。ブラジル人MFは中国国籍を放棄したのか?」と題した記事を掲載。
セルジーニョの経歴
29歳のブラジル人MFセルジーニョは、鹿島アントラーズで公式戦76試合に出場し、31ゴールを挙げた名手。北京国安は巨額の資金と多大なエネルギーを費やして、長春亜泰から彼を獲得した。
帰化手続きの遅延
セルジーニョの帰化はこれまで順調に進んでいたが、最近問題が浮上した。3月下旬のワールドカップ予選まで残り時間はあまりないが、帰化はまだ完了していない。完了しなければ、彼は新シーズンに国内選手として北京国安を助けることができないだけでなく、代表チームにも選出できない。
今後の見通し
セルジーニョの帰化は楽観的ではない。最近、北京国安もセルジーニョが新シーズンに外国人選手として出場すると発表したが、帰化手続きは進行中だ。中国スーパーリーグの選手登録期限は2月18日で、それまでに帰化が確定しなければ、セルジーニョは外国人選手としてしか登録できない。
メディアの反応
ワールドカップ予選までは残り1か月半。進まない帰化手続きに、同国のメディアは苛立っているようだ。