驚異の快進撃!世界92位ベルッチ、メドベージェフ&チチパス撃破で初のベスト4入り<ABNアムロオープン>
男子テニスのABNアムロオープンで、予選勝者のマッティア・ベルッチが強豪を次々に撃破し、初のベスト4進出を果たした。

ベルッチの驚異的な活躍
男子テニスのABNアムロオープン(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)は7日、シングルス準々決勝が行われ、予選勝者で世界ランク92位のマッティア・ベルッチ(イタリア)がワイルドカードで出場した第6シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)を6-4, 6-2のストレートで破り、ツアー大会初のベスト4進出を果たした。
予選からの快進撃
同大会初出場となった23歳のベルッチは、予選2試合を勝ち抜き本戦入り。1回戦ではワイルドカードで出場した世界ランク839位のマーク・ロトゲリング(オランダ)、2回戦では第2シードのダニール・メドベージェフを撃破し、準々決勝に駒を進めた。
チチパス戦の詳細
世界ランク12位のチチパスとの準々決勝では、ベルッチはファーストサービス時に76パーセントの確率でポイントを獲得し、相手に1度もブレークを与えず、リターンゲームでは3度のブレークに成功。1時間25分でストレート勝ちを収め、4強入りを決めた。
ベルッチのコメント
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにベルッチのコメントを掲載している。
「正直言うと、最初はメドベージェフ戦ほど楽しめていなかった。だから、変化を起こすために何かをしなければならなかった。自分は素晴らしいテニスをしていると感じていた。それが僕を成長させたのかもしれない」
準決勝の展望
勝利したベルッチは準決勝で第3シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)と対戦する。デミノーは準々決勝でラッキールーザーで本戦入りした世界ランク93位のダニエル・アルトマイヤー(ドイツ)を下しての勝ち上がり。
今後の注目点
ベルッチの今後の活躍に注目が集まる中、彼が初の決勝進出を果たすかどうかが大きな焦点となっている。