【カーリング男子】SC 軽井沢クが劇的勝利!2 年ぶりの優勝で五輪出場権獲得
カーリング日本選手権男子決勝で、SC 軽井沢クが 2 年ぶりの優勝を飾り、五輪出場権を獲得。ミラノ五輪への期待が高まる。

【カーリング男子】SC 軽井沢クが劇的勝利!2 年ぶりの優勝で五輪出場権獲得
決勝が行われ、男子は SC 軽井沢クが 7―5 でロコ・ソラーレを下して 2 年ぶりの優勝を飾った。26 年ミラノ・コルティナ五輪の国別出場枠を争う 3 月の世界選手権(カナダ)出場が決定。また 9 月に北海道稚内市で開催される五輪代表候補決定戦ではコンサドーレと激突する。
最後はメジャー計測の末に「1 ミリはあると思う。でも多分ちょっとの差だと思う」(スキップ山口)というミリ勝負を制すと、フォース柳沢はその場で泣き崩れ、山口やリード小泉は喜びを爆発させた。SC 軽井沢クが天国か地獄かの大一番で劇的勝利。4 人で唯一、五輪を経験している山口は「ファイアしました!言葉にするなら“信じられない”」と感情を爆発させた。
前半 5 エンド(E)を終えて 3―4。追いかける展開だったが第 7E に 2 点を取って追い付くと、いずれも不利な先攻だった第 9、10E に 1 点ずつ重ねた。最後まで手に汗握る展開に山口は「全員を褒めたい」と称えた。
シーズン中に下した大きな決断が実を結んだ。昨秋のカナダ遠征中、スキップを柳沢から山口に変更。負担から解放された柳沢はショットの精度が増し、この日もフォースとして重要な局面でドローを決めた。決戦は 9 月。不惑の山口は 7 カ月先に向けて「成長できるチャンス」と貪欲だった。