巨人2軍、ピラティスで体づくり
巨人の2軍は昨年からピラティスを導入し、体づくりに取り組んでいる。講師は菅原順二氏で、9日の第2クール最終日まで朝一番のメニューとして組み込まれた。

巨人2軍、ピラティスで体づくり
巨人の2軍は昨年からピラティスを導入し、体づくりに取り組んでいる。講師は菅原順二氏で、9日の第2クール最終日まで朝一番のメニューとして組み込まれた。
筋骨隆々の若手選手たちが、体の限られた部分をゆっくり動かす地味にきついトレーニングにうめいた。野球の投げる、打つ動作に大切な股関節と胸郭に重点を置いて室内で30分間、約20種類のメニューをこなしてから屋外でのアップ、キャッチボールに入る。石塚は「ピラティスの筋肉痛がすごいです」と慣れないエクサイズに顔をしかめた。
菅原氏によると、ピラティス導入の目的は体を自分の思い通りに動かせるようにすること。「関節などを丁寧に動かしたりして、余計な動きを減らしていく。効率化させていけばけがのリスクも減ってパフォーマンスも上がる」と説明。多くの野球選手を指導してきた中で、1軍選手は特に体のコントロールが上手だという。2軍の中でも経験豊富な増田大や湯浅は涼しい顔でこなしていた。
オフの自主トレからピラティスをほぼ毎日行ってきた中川は「練習の質が良くなった」と手応え十分。森田も「大事だなと思った」と効果を実感しながらブルペンで熱投している。
菅原氏は石塚について「伸びしろばかりです。すごい体をしていますが、まだまだ硬い。浅野選手と似ています。可動域を大事にしないとけがにつながる可能性がある」と指摘。選手たちのさらなる成長を願っていた。