広島・新井監督が玉村とアドゥワに苦言「もうちょっとピリッとしてほしかった」
広島・新井監督が玉村とアドゥワに苦言を呈し、開幕ローテーション入りを目指す2人に対して厳しい姿勢を示した。

新井監督、玉村とアドゥワに苦言
新井貴浩監督(48)が開幕ローテーション入りを目指す玉村昇悟投手(23)とアドゥワ誠投手(26)の投球に厳しい言葉を並べた。監督就任から春季キャンプでは前向きな発言がほとんどだった指揮官だが、この日は2人について「もうちょっとピリッとしてほしかったよね」と語った。
先発した玉村は初回に4安打の固め打ちに遭って3点を先制されるなど、2回6安打3失点。高めの球を簡単にはじき返される場面が目立ち、左腕は「甘い球が多かったことと打者を全然見られていなかった」と反省した。
2番手のアドゥワは1イニング目こそ無失点に封じたものの、2イニング目の四回は先頭から6者連続出塁を許すなど、1回1/3を6安打6失点。2四球を記録するなど、制球も安定せずにイニングを投げ終えることができず、指揮官は「アドゥワは相手との勝負になっていない」と苦言を呈した。
昨季は玉村が4勝、アドゥワが6勝。ともに大瀬良、森下、床田に次ぐ先発候補として期待を受けているが不安を残す結果となった。「次回の登板を見てみたいけど、そんなにチャンスがたくさんあるわけではない」と新井監督。横一線の競争が強調される中、ピリッとした空気が漂った。