【フェブラリーS】混戦ムード漂う中、注目すべきはG1 初挑戦馬
今年のフェブラリーSは混戦ムード漂う中、注目すべきはG1初挑戦馬。過去 10 年のデータから、5 歳馬、府中の重賞実績、血統などの要素で浮上した馬に注目します。

【フェブラリーS】混戦ムード漂う中、注目すべきはG1初挑戦馬
今年のフェブラリーSは混戦ムード漂っています。データ編では過去 10 年の傾向を探り、前哨戦の根岸Sを勝ったコスタノヴァに注目しました。
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1~3 着を年齢別に見ると、5 歳馬が 4 勝で首位です。勝率は 3 勝の 4 歳馬(12.0%)に劣りますが、連対数(8)と連対率(19.5%)はともにトップで、安定感は上回っています。4~9 歳馬がそろった今回でも、狙いを立てやすいのは 5 歳馬でしょう。
重賞での実績も重視したいです。地方を含めてダート重賞の勝利経験があったのは延べ 25 頭です。このうち、東京で重賞を勝っていたのは 19 頭もいました。独特のスピードが求められる府中で、強い相手に勝ち切った経験がカギになります。「5 歳馬」「東京での重賞勝ち」を満たすのは、エンペラーワケアとコスタノヴァです。ただし、ステップ別では根岸S組がトップの 4 勝であることから、後者を「G」評価としました。
血統面も後押しします。勝ち馬 10 頭のなかで、ミスタープロスペクター系の種牡馬を父に持つ馬が 6 勝と好成績です。ロードカナロア産駒の同馬も当てはまります。G1は初挑戦ですが、このデータがそろえば期待は高まります。