【フェブラリーS】全頭診断!高速決着への対応がカギを握るレースで狙うべき系統は?
坂上明大氏が重賞の血統傾向を徹底分析し、出走予定馬の適性を査定。高速決着に対応できるスピードが求められる中で、狙うべき系統とは?



【フェブラリーS】全頭診断!高速決着への対応がカギを握るレースで狙うべき系統は?
配合コンサルタントとして活躍する坂上明大氏が重賞の血統傾向を徹底分析し、出走予定馬の適性を査定します。23日に行われるフェブラリーSに出走を予定している全馬をチェック!
アーテルアストレア
母スターズインヘヴンは2018年マーチS勝ち馬センチュリオンの半妹。ワンペースな馬が多いリーチザクラウン産駒ですが、本馬は母方にワークフォースやホワイトマズル、サンデーサイレンスを併せ持った芝中距離的な機動力に優れた配合形で、中京ダート1800メートルのような中距離戦がピッタリです。チャンピオンズCでは鋭い末脚で0・5秒差まで詰めましたが、直線が長くなるとはいえ1600メートルへの距離短縮はプラス材料とはいえません。
適性評価:★★
素質評価:★★★
アンモシエラ
3代母フェアリードールにさかのぼる名牝系。母サンドクイーンが Nureyev の3×3、父ブリックスアンドモルタルが Storm Bird の3×3とインブリードのきつい父母の間に生まれ、本馬は気難しい Vaguely Noble の血を5×6でクロス。マイペースで運んで良さが出るタイプで、速い逃げ馬がいない今回も展開のカギを握る一頭になりそうです。ただ、フェアリードール 牝系、かつ Roberto の5×5を持つ立ち肩の機動力タイプだけに、フェブラリーSよりもチャンピオンズC向きではないしょうか。
適性評価:★★
素質評価:★★