【高校野球】滝川西の劇的復活!エース安部の完投で宿敵クラークを撃破、3年ぶりの全道大会出場
滝川西が3年ぶりに全道大会出場を決め、エース安部の完投で宿敵クラークを撃破した劇的な試合の詳細を紹介。

滝川西の劇的復活
春季全道高校野球・空知地区代表決定戦で、滝川西が宿敵クラークを6-2で下し、3年ぶり16度目の全道大会出場を決めました。この勝利の立役者は、最速141キロを誇るエース右腕・安部陽月投手(3年)でした。安部は9回2失点の完投を果たし、打撃でも同点の5回に決勝の適時二塁打を放つなど、投打にわたって活躍しました。
エース安部の奮闘
安部は前日の3回戦・岩見沢緑陵戦で70球を投じたにもかかわらず、この日の試合でも135球を投げ抜きました。1回に先制を許したものの、その後は粘りの投球を続け、5回には自ら勝ち越しの2点適時二塁打を放ちました。6回以降は両足太ももの裏がつるほどの疲労の中、7回と8回に2イニング連続で2死満塁のピンチを背負いながらも、気迫のこもった投球でピンチを脱出しました。
新体制での勝利
滝川西は昨秋に小野寺大樹前監督が退任し、同じくOBの林亨監督が新体制でスタートを切りました。今大会ではセンターのレギュラーである甲谷龍馬(3年)をけがで欠く中、全員野球と全力疾走を貫き、7季連続地区敗退のトンネルを脱出しました。新指揮官は「小野寺野球で勝つことに意味がある」と語り、伝統を引き継いだ新たなスタートを切っています。
次の舞台へ
滝川西は春3年ぶりの全道大会出場権を手にし、次の舞台でも全力でグラウンドを駆け回ることを誓っています。円山球場でのさらなる活躍に期待がかかります。