高砂高校野球部、小山正明氏への弔い星を届ける!初戦突破で東洋大姫路に挑む
高砂高校野球部が小山正明氏への弔い星を届け、初戦を突破。次戦は強豪・東洋大姫路に挑む。

高砂高校、初戦突破で小山正明氏への弔い星を届ける
2025年7月5日、淡路佐野運動公園第一野球場で行われた高校野球兵庫大会1回戦で、高砂高校が西宮今津高校を4-1で下し、初戦を突破しました。この勝利は、4月18日に心不全で90歳で亡くなった小山正明氏への弔い星となりました。小山氏は高砂高校のOBで、阪神などで活躍し、NPB歴代3位の通算320勝を挙げた偉大な投手でした。
坂手柾斗投手の好投
高砂高校の先発右腕・坂手柾斗投手(3年)は、7回を5安打1失点に抑え、直球とスライダーのコンビネーションで相手打線を翻弄しました。気温が30度を超える酷暑の中、坂手投手は7回2死まで四球を与えず、抜群の制球力を発揮しました。この投球は、「精密機械」と呼ばれた小山氏の姿を彷彿とさせるものでした。
小山正明氏の偉大さを胸に
小山氏が亡くなった翌日、高木雄也監督(36)は選手たちに小山氏の偉大さを説きました。「過去にこういう先輩がいて、同じグラウンドでプレーしていた。伝統のある学校だと再認識させる意味で話をさせていただいた」と語りました。坂手投手は、NPB歴代勝利数を見て小山氏の存在を知っていたといいます。
次戦は強豪・東洋大姫路
高砂高校の次戦は、今春の近畿大会王者で、昨秋の新チーム結成から公式戦で県内無敗の東洋大姫路です。強打者に立ち向かい続けた小山氏のように、後輩たちも強敵に挑みます。
高砂高校のプライド
高砂高校は、2001年に野球殿堂入りを果たした小山氏を輩出し、創立102年を誇る伝統校です。選手たちはそのプライドを胸に、ユニホームに袖を通し、次の試合に臨みます。
「(小山さんが)亡くなられて最初の夏。強い気持ちを持ってやりたい」と坂手投手は語りました。高砂高校ナインは、小山氏の偉大な功績を胸に刻み、次なる勝利を目指します。