辰己涼介、一軍復帰で本領発揮へ!侍ジャパン選出の外野手が今季の巻き返しに期待
楽天の辰己涼介が一軍復帰後、攻守で持ち味を発揮。今季の不調を乗り越え、侍ジャパン選出の実力で巻き返しを図る。

2025年シーズン、楽天の辰己涼介は一軍復帰後、攻守でその実力を発揮し始めている。昨冬、侍ジャパンにも選出された彼だが、今季は打撃不振に悩まされ、4月21日に出場選手登録を抹消されるという苦しいスタートを切った。
今季の不調と巻き返し
今季、辰己は5月15日時点で27試合に出場し、打率.217、7打点、2本塁打と、期待された成績には届かなかった。しかし、二軍での調整を経て、5月9日に一軍復帰を果たすと、その後の試合で徐々に調子を上げている。特に、イースタン・西武戦では4打数3安打1打点と、復調の兆しを見せた。
昨季の活躍
昨季、辰己は外野手として圧倒的な成績を残した。シーズン最多刺殺となる397をマークし、1948年に巨人の青田昇が記録したプロ野球記録(391刺殺)を76年ぶりに塗り替えた。広い守備範囲と強肩が武器で、打撃面でも158安打を記録し、最多安打に輝いた。さらに、キャリア初の全試合出場を果たし、ゴールデン・グラブ賞とベストナインに選ばれるなど、チームに欠かせない存在となった。
今後の期待
三木監督は辰己の復調に期待を寄せており、「ファームでいろいろ整理して、充ててほしいということで、いろいろなことを整えてきてほしい」とコメントしている。辰己自身も、このまま終わるつもりはなく、シーズンはまだ始まったばかりだ。悔しさを晴らすチャンスは十分にある。
辰己涼介の今後の活躍に、ファンも期待を寄せている。侍ジャパン選出の実力が、今季の巻き返しにどのように影響するか、注目が集まる。