オークス2025：エンブロイダリーの二冠制覇への挑戦

牝馬クラシック第二弾となるオークスが東京競馬場の芝2400mで開催されます。3歳牝馬の頂点を決めるこのレースでは、桜花賞馬エンブロイダリーが二冠制覇を目指して出走します。

桜花賞組の信頼度とOP組の妙味

過去10年のオークスにおいて、前走桜花賞組は複勝率23.2％と高い信頼度を示しています。しかし、単勝回収率は24％、複勝回収率も51％と低いのが現状です。一方、前走OP特別組は勝率8.7％、複勝率17.4％で、単勝回収率は47％と低いものの、複勝回収率114％と馬券的な妙味があります。

前走2・3番人気馬の活躍

過去10年のオークスにおいて、前走で2番人気だった馬は勝率16.0％、複勝率32.0％という高い数値を記録しています。さらに、単勝回収率は56％、複勝回収率は121％と妙味があります。前走3番人気馬も複勝率25.0％、複勝回収率180％と十分な妙味を持っています。

前走のレース運びが鍵

2400mのオークスでは前走のレース運びが重要なポイントです。一気の距離延長になる馬が多く、折り合いが難しい馬はまず好走できません。前走4角5-18番手で運んだ馬は複勝率22.3％と高い成績を残しています。

エンブロイダリーは、前走の桜花賞で3番人気、4角位置8番手からの差し切り勝ちと、ここでの好走条件を完全にクリアしています。折り合いがつき、距離延長にも不安がなさそうで、ここは二冠制覇も十分に射程圏と言えるでしょう。桜の女王が樫の女王の座も掴むか、注目のレースです。