アレクサンダー・アルボン、F1エミリア・ロマーニャGPでの連続5位に複雑な思い

アレクサンダー・アルボンがF1エミリア・ロマーニャGPで連続5位を記録。しかし、上位を目指せた可能性に悔しさを隠せない。

2025年F1第7戦エミリア・ロマーニャGPで、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)は5位でフィニッシュ。前戦マイアミGPから2戦連続の5位と好調を維持しているが、今回はさらに上位を目指せた可能性があるため、悔しさがあるようだ。

レース中、アルボンは7番グリッドからスタートし、最初のスティントをミディアムタイヤでひっぱった。レース中盤のバーチャル・セーフティカー(VSC)を機にピットへ飛び込み3番手に浮上した。その後、マクラーレンのオスカー・ピアストリに先行を許したものの、レース終盤のセーフティーカー(SC)出動で2回目のピットストップを行い、フレッシュなハードタイヤに履き替えた。

この時点でアルボンは5番手。レース再開後の終盤には、タイヤが厳しいシャルル・ルクレール(フェラーリ)を攻め立てたが、バトルの末コースオフし、ルクレールを抜けなかった上にルイス・ハミルトンに抜かれて6番手に後退した。しかし、ルクレールがアルボンをコース外に押し出したのではないかとして審議対象となり、フェラーリはポジションを戻すよう指示。アルボンはラストラップに5番手に戻り、そのままフィニッシュした。

アルボンはSky Sports F1に「純粋なレースでは3位、4位を争っていた。でもそれはセーフティーカーが無かったらという、実際のペースの話だ」と語った。また、「VSCは少し運が良かったかもしれない。でも同時に、終盤のセーフティカーは不運だったから。2戦連続で5位になったのに少し変な言い方だけど、ちょっとガッカリしている部分がある」と複雑な思いを明かした。

ウイリアムズのジェームス・ボウルズ代表は、今季からチームに加入したカルロス・サインツJr.の存在がアルボンに刺激を与えており、ふたりの協力関係がさらにパフォーマンスを発揮させているという見解を示した。

アルボンは今後のレースに向けて期待を寄せており、「次(モナコGP)は良いレースになってくれるかもしれない。実際モナコはそんなに悪いことにはならないだろうと思っている。バルセロナ(スペインGP)は苦戦するかもしれないけど、この調子で楽しみながら続けていきたいね」と語った。

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