石田裕太郎の圧巻の完封勝利!DeNAが27年ぶりのリーグ優勝へ熱狂
DeNAの石田裕太郎投手が1安打完封で今季初勝利を挙げ、チームは27年ぶりのリーグ優勝へ大きく前進。

圧巻のシャットアウト!
DeNAの2年目右腕、石田裕太郎投手(23)が1安打に抑えて三塁を踏ませず、昨年6月以来の完封で今季初勝利を挙げた。2軍での再調整を経て自己最多の107球、8奪三振の力投。4―0で快勝したチームは8カード連続負け越しなしで、首位阪神に1ゲーム差に迫った。
ゲストライブの成功
ゲストによるライブが恒例のイベント「BLUE☆LIGHT SERIES」の最終日に、最高の投球をファンに届けた。試合後のハマスタでライブを行った石井竜也のパフォーマンスも大成功。昨年は4時間13分、延長12回の大熱戦で試合が規定の午後9時30分までに終わらず中止となったが、石田裕がスイスイと完封したことで今年は無事に開催された。
石田裕太郎の活躍
石田裕は五回、この日唯一の安打を許したが、無得点に封じて右拳を握った。テンポ良く、緩急自在に両サイドを広く使った。許した安打は五回無死でのカリステの左安打のみ。三回と四回には右翼手の蝦名が、七回には左翼手の佐野がファインプレーでもり立て「本当に助かった。感謝しかない」。
打線のサポート
打線は一回に2点を先制し、六回には2点を追加。2年目右腕の今季初勝利をお膳立てした。新人だった昨季は12試合全てで先発して4勝を挙げたが、今季はロングリリーフ2試合を経験した。バウアー、ケイ、ジャクソンと先発を任せられる外国人投手が3人いるため、押し出される形で開幕から難しい役回りに。出場選手登録を一度外され、2軍で再調整となった。
今後の展望
4月23日のイースタン・リーグ、西武戦では5回2失点の好投。結果を残したが、投げ合った武内が6回無失点、9奪三振と上回った。東都大学野球リーグでは石田裕が中大、武内が国学院大でライバル関係だった。「武内の投球を見て、やはり緩急を使えているから空振りも取れる。すごく勉強になった」といい、新たな武器として「シンカーを緩めのチェンジアップのように改良した」。今は球速差をつけた2種類のシンカーを投げ分けている。