40歳の玉鷲が幕下優勝の大辻を祝福、再びの対戦に期待
40歳の最年長関取・玉鷲が、付け人を務めた大辻の幕下優勝を祝福し、再びの対戦に期待を寄せました。

玉鷲が大辻の幕下優勝を祝福
2025年5月23日、東京・両国国技館で行われた大相撲夏場所の13日目。40歳の最年長関取・玉鷲(片男波)が、付け人を務める東幕下3枚目の大辻(21=高田川)の幕下優勝を祝福しました。
大辻の十両復帰が確実に
大辻は3月の春場所で新十両となり、玉鷲の付け人を卒業しましたが、5勝にとどまり幕下に陥落。今場所は再び付け人を務めていました。しかし、この日の7戦全勝で幕下優勝を決め、十両復帰を確実にしました。
玉鷲の期待と笑顔
玉鷲は取組後、風呂から上がって報道陣に囲まれると、「大辻関、ゼキ…」と自らつぶやいて、付け人をいじりました。彼は「1場所で上がるのは大事。これから長く関取でいるためのいい経験」と語り、毎日、支度部屋でともにした時間をかみしめました。
稽古での絆
部屋は異なりますが、同じ一門の縁があって関取と付け人の関係になりました。玉鷲が高田川部屋に出稽古に行くと、何度となくぶつかり稽古で大辻に胸を出しました。今後は再び関取同士になります。
再びの対戦に期待
玉鷲は「(自分が)弱くなる前に、早く対戦したい」と言って笑わせつつ、大辻の出世を期待しました。【佐々木一郎】