早大前田健伸の満塁弾で慶大を撃破! 東京6大学野球で早大が連勝、優勝決定戦へ
早大の前田健伸が今季1号となる満塁弾を放ち、慶大を6-5で撃破。東京6大学野球で早大が連勝し、優勝決定戦へ進出。

早大・前田健伸、今季1号は値千金満塁弾
2025年6月1日、神宮球場で行われた東京6大学野球第8週第2日の試合で、早稲田大学(早大)が慶應義塾大学(慶大)を6-5で撃破し、連勝を飾りました。早大の前田健伸内野手(4年=大阪桐蔭)が3回裏に今季1号となる満塁弾を放ち、試合の流れを一気に早大に引き寄せました。
小宮山監督の熱血指導で不振脱出
前田は開幕前から打撃不振に陥り、打率は2割台前半と低迷していました。しかし、金森助監督や小宮山悟監督(59)の熱血指導により、打撃フォームを改善。全体練習後に毎日1時間以上バットを振り込み、納得いくまで練習を重ねました。その結果、5-5と同点の8回1死では決勝点につながる左中間越え二塁打を放ち、明大とのリーグ優勝決定戦進出に大きく貢献しました。
大一番で再び恩返し
前田は3回2死満塁の場面で外角の直球をバックスクリーンへ運び、値千金のグランドスラムを達成。ダイヤモンドを1周すると、ベンチで出迎えた小宮山監督と熱いハグを交わしました。前田は「首脳陣のサポートでようやく快音が戻りました。3連覇が懸かる大一番で、恩返しはまだこれからです」と意気込みを語りました。
早大と明大の優勝決定戦へ
早大は明大との2季連続優勝決定戦へ照準を合わせました。昨秋の決定戦では0-4と完封負けを喫しただけに、明大主将の木本圭一内野手(4年=桐蔭学園)は「昨季悔しい思いをしているので、今回はしっかり勝ちきりたい」と意気込んでいます。防御率1.34で最優秀防御率を獲得した毛利海大投手(4年=福岡大大濠)の先発が有力で、早大エース伊藤樹との投げ合いに注目が集まります。
リーグ戦全日程終了、立大・山形球道が3冠王に
リーグ戦の全日程が終了し、立教大学(立大)の山形球道外野手(4年=興南)が打率4割4分4厘、5本塁打、17打点で3冠王に輝きました。
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