パリ五輪世代の挑戦:平河悠が目指す2026年W杯への道
パリ五輪世代の平河悠が2026年W杯への挑戦を語る。初招集を機に、自身の価値を高める決意を表明。

日本代表は2025年6月4日、オーストラリア西部のパース市内で、2026年W杯アジア最終予選オーストラリア戦に向けた最終調整を行いました。この試合は、初招集組や復帰組の選手にとって、W杯メンバーへ食い込むための重要な2連戦となります。
初招集のMF平河悠(英2部ブリストル)は、「この機会を『経験』で終わらせるのではなく、結果を残したり、自分の価値を高める期間にしたい」と静かに闘志を燃やしています。平河はサイドを切り裂く突破力を武器としており、パリ五輪世代ではノーマークの存在でしたが、町田での活躍で頭角を現し、本大会でも活躍しました。
「世代別で入っていくにつれて、A代表への思いも徐々にでてきた。それも相まって海外で活躍したいという思いが強くなって、(英2部への移籍で)一つずつ目標をかなえられている。この1回、チャンスをいただいた時にふがいない結果やプレーで終わりたくない。この1年間、海外でやってきたのを出すのが一番大事」と意気込みを語りました。
森保ジャパンのサイドアタッカーは層が厚いですが、平河は独特なリズムで“初見殺し”と言われるドリブルや、左右の両サイドで同じレベルのパフォーマンスを発揮できることを強みとしています。「代表だからといって力んだりせず、自分の持っている力をここでも自信を持って出したい」と力を込めました。
今後の活躍が期待される平河悠の挑戦は、日本サッカー界にとって大きな意味を持つでしょう。