【侍ジャパン候補】西武・長谷川信哉がドラフト同期撃破! 交流戦初弾で球団救済&不敗神話継続
西武・長谷川信哉外野手がドラフト同期・高橋宏投手から今季交流戦チーム1号本塁打を放ち、プロ5年目の成長を見せつけた。動作解析によるフォーム改造の成果と、自身の本塁打が導くチーム9連勝の強運に迫る。

試合のハイライト
14日ベルーナドームで行われた日本生命セ・パ交流戦第2戦、西武が中日に2-1で勝利。4回表に放たれた長谷川信哉外野手の左翼ポール直撃弾が決勝点となり、球団の交流戦11試合目でようやく初本塁打を記録する歴史的一打となった。
ドラフト同期対決の深層
相手投手・高橋宏(中日)とは2002年生まれのドラフト同期生。育成2位出身の長谷川は「高校時代から注目されていた1位選手との対戦に特別な意識があった」と明かす。2回の第1打席で右前打、4回の本塁打と2打席連続安打で完全に主導権を握った。
技術改革への挑戦
昨秋から取り組んだ動作解析では、左腰の過度な回転がバット軌道を長くしている点を指摘。冬季練習で下半身の安定化を図り、速球対応力を向上させた。今季4本塁打(通算10号)のうち3本が直球打ち勝ちによるものだ。
チームへの貢献
23年5月のプロ初本塁打以降、自身がアーチを放った試合で9戦全勝という驚異的な勝率を誇る。西口文也監督は「点が入る効率性は投手陣の安心材料」と高評価。交流戦初勝利に導いた今打席では、守備中就に「この流れを絶対に作る」と強い決意を持っていたという。
侍ジャパンへの道
183cmの長身を活かしたパワーと改良された打撃フォームが評価され、秋季代表候補の声も浮上。長谷川は「まずはレギュラー定着が目標ですが、日本代表で活躍できる選手になりたい」と意欲を燃やしている。
データで見る成長
年度 | 試合数 | 打率 | 本塁打 | OPS |
---|---|---|---|---|
2023 | 31 | .215 | 2 | .643 |
2024 | 59 | .228 | 4 | .721 |
通算 | 227 | .207 | 10 | .668 |
※2024年6月14日現在