延長10回死闘!堀越が伝統校・東亜学園をタイブレーク制す【東東京大会4回戦】
伝統校対決が延長タイブレークの末に決着!堀越が左腕・平子太一の粘投と堅守で第1シード東亜学園を撃破。侍ジャパン井端監督ゆかりの母校が劇的勝利を収めた熱戦レポート。

東西球風の伝統継承
1980年代から続く東西球風の系譜を受け継ぐ両校。東亜学園の武田朝彦監督(元東洋大姫路)と堀越の野口晃生監督(広島商出身)が指揮する中、現代に受け継がれる「足で攻める野球」が火花を散らした。
左腕対決の攻防
東亜学園・佐々木俊(3年)
- 148球完投:被安打10・四死球4・奪三振4
- 7回まで無失点も後半に乱調
堀越・平子太一(3年)
- 134球熱投:被安打5・奪三振8・失点1
- 延長10回初経験で精神力発揮
劇的タイブレーク
10回表(堀越攻撃)
- 平子(投手)代打・永野友惺が右前適時打
- 二塁走者本塁突入もタッチアウト
10回裏(東亜学園反撃)
- 鈴木朝陽・政岡亨汰の重盗成功
- 遊撃手佐藤颯馬の冷静処理で本塁刺
守備の美学
野口監督が導入する「現代版守備練習法」:
- ゲーム形式ノックで実戦対応力向上
- ポジション変更時の連携強化
- プレッシャー下での判断力養成
データで見る決勝点
チーム | 盗塁成功 | 犠打成功 | 守備率 |
---|---|---|---|
堀越 | 3 | 2 | .985 |
東亜 | 2 | 1 | .978 |
次戦展望
5回戦で日大一vs葛飾野の勝者と対戦。1985年以来のベスト4進出を懸け、堀越の「新時代の守備野球」がさらなる進化を見せる。