広島・佐藤柳のプロ初勝利!富士大の躍進を支えた負けん気の強さ
広島のドラフト2位・佐藤柳がプロ初登板で初勝利を挙げ、富士大時代の秘話を安田監督が語る。

2025年6月29日、バンテリンドームで行われた「中日1-2広島」の試合で、広島のドラフト2位・佐藤柳之介投手(22)がプロ初登板初先発で6回を2安打無失点に抑え、初勝利を挙げました。佐藤の持ち味である伸びのある直球と変化球を低めに集め、中日打線に的を絞らせませんでした。
富士大時代に佐藤を指導した同大学の安田慎太郎監督(40)が、大学時代の秘話を語りました。佐藤の負けん気の強さは人一倍で、それを象徴するエピソードを振り返りつつ、全国の舞台で見せつけた好投がチーム全体の潮目を変えたと明かしました。
安田監督は、「富士大が変わっていったきっかけの試合を作ったのは佐藤です。あそこで佐藤が抑えなかったら、今も全国で勝てないチームだったと思う」と断言しました。佐藤の活躍により、富士大は14年ぶりの4強入りを果たし、躍進しました。
昨年、富士大はオリックス1位・麦谷、広島4位・渡辺ら6人の学生をプロに輩出しました。安田監督は、「6人行ったけど、全然活躍できないじゃん」だと価値も薄れてくる。やっぱりすごかったんだな、と言われるような成績を残し続けてほしい」とエールを送りました。
佐藤のプロ初勝利は、富士大時代の努力と負けん気の強さが結実した結果です。今後の活躍に期待が集まります。