独立リーグからプロ野球へ:又吉広報の転機となった6月の登板
又吉広報が独立リーグ時代にプロ野球への転機を迎えた6月の登板について語る。彼のキャリアのターニングポイントとなった試合とその後のプロへの道のりを紹介。

独立リーグ時代の転機
又吉広報は、大学卒業後に四国アイランドリーグplusの香川オリーブガイナーズでプレーしていました。ちょうど今の時期に、彼のキャリアにとって大きな転機となった試合がありました。それは12年前の6月22日の高知ファイティングドッグス戦です。この試合では、ほぼ12球団のスカウトが来ている中で、8回2死まで1人の走者も出さず、1安打完封勝利を飾ることができました。この試合から、彼はプロ注目と言われるようになり、その後の登板でもスカウトが自分を見に来ていることに気付きました。
プロへの道
それまでプロになれるとは全く思っていなかった又吉広報ですが、この試合をきっかけに「プロに行けるのかもしれない」という思いが芽生え始めました。大学時代に教員免許を取っていた彼は、もともとは体育教師をしようと考えていました。しかし、独立リーグでの活躍が認められ、ドラゴンズから2位という高い評価を受けて指名されました。独立リーグは「ここでダメだったらもう野球を辞める」という“けじめ”をつける場所でもあり、彼にとって大きなプラスとなった環境でした。
今月の登板
今月の登板では、12日のオイシックス戦で4回を無安打無失点に抑えることができました。球数も36球と少なく、やりたいことがやれた充実した登板でした。5月末に登板間隔が空いたことで短いイニングを投げた際に147キロの強いカットボールが投げられていて、真っすぐよりカットを軸にするスタイルで投球を組み立てたらどうかと小笠原コーチと話していました。
投球スタイル
又吉広報の投球スタイルは、カットボールで詰まらせて、泳がせての投手です。三振を多く取らないので見栄えの点では良くないかもしれませんが、コースに投げきれているし、芯を外して前に飛ばせることもできています。相手打者に「あれ?」と思わせながら抑えていくのが理想です。
父の日
6月といえば父の日。今回の写真は父の日に合わせて撮ったものです。子供がやりたいと言ったことを何でもやらせてくれる父に感謝しています。テニスをやらせてもらったり、おかげでいろいろなことを経験することができました。今の自分に生きていると思います。