四国アイランドリーグ（IL）plusの徳島に、大リーグ球団が注目する大型右腕がいる。193センチ、100キロの19歳、篠崎国忠投手だ。メジャー複数球団が興味を示し、特にフィリーズが熱心に動いている。篠崎も「将来的には海外でプレーしたい。高いレベルでやれるよう、常に上を目指したい」とメジャー志向を明かした。

東京・修徳高から徳島入りして2年目。「オフにウエートトレーニングを頑張って、その成果が出てきた」。昨年まで140キロ台だった速球は最速154キロまで伸びた。高校時代もプロから注目はされたが、球速アップとともに注目度が上昇。大リーグ球団が本格的に動きだした。

6日は香川戦に先発。5イニングを4失点ながら、最速153キロを出すなど150キロ台を連発した。徳島ではこれまで2～3イニングの登板が多い。5イニングを投げることはなく、「3、4回くらいからバテた」とペース配分に苦労。球速が140キロ台に落ちた3回以降に失点した。

リーグ前期は篠崎の20歳の誕生日でもある12日に閉幕する。バックネット裏にはNPB複数球団のスカウトも訪れ、前期の最終チェックをしていた。

篠崎国忠プロフィール

• 生年月日: 2005年6月12日
• 出身地: 東京都
• 身長・体重: 193cm, 100kg
• 投打: 右投げ右打ち
• 血液型: A型
• 経歴: 東京都足立区の軟式少年チーム「扇ターキーズ」で小2から野球を始める。修徳中では部活動で軟式野球。修徳高では甲子園出場なし。2024年に四国IL徳島入団。最速154キロで「もっと出ると思う」と伸びしろに自信を持つ。