サニブラウン・ハキーム、骨挫傷を乗り越え世界選手権へ挑戦
サニブラウン・ハキームが右股関節上部の骨挫傷を負いながらも、陸上世界選手権への出場を決意。その強い覚悟と挑戦に注目。

サニブラウン・ハキーム(26歳、東レ)は、2025年7月4日に開幕する「陸上・日本選手権」において、右股関節上部の骨挫傷を負いながらも強行出場を決意した。この大会は、9月に開催される陸上世界選手権東京大会の代表選考を兼ねており、サニブラウンは昨年のパリ五輪で9秒96を記録し、世界選手権の参加標準記録(10秒00)を突破した日本人選手唯一の存在である。
ケガの詳細と出場決意
サニブラウンは、6月26日の練習中に思わぬ体勢で踏ん張った際に右股関節上部の骨挫傷を負った。全治3週間と診断されたが、「できる限りの準備をして試合には臨む」と強行出場への固い意志を示した。足を上げるだけで痛みを伴う厳しい状況ながらも、「見に来てくれるお客さま、応援してくれる子どもたちのために走らないといけない」という自覚が彼の原動力となっている。
世界選手権への挑戦
今大会で3位以内に入れば、世界選手権への代表内定が決まる。サニブラウンは、「自分だけの競技生活ではない。いちアスリートとしての責任もそうですし、やらなきゃいけないことはやらなきゃいけない」と強い覚悟を語り、苦境を乗り越え世界切符をつかみ取る決意を示した。
他の注目選手
女子1500メートルと5000メートルで代表権を狙う田中希実(25歳、ニューバランス)は2冠への意欲を燃やしている。また、男子110メートル障害と走り幅跳びという異例の挑戦をする泉谷駿介(25歳、住友電工)も2種目での代表入りを目指している。
サニブラウン・ハキームの強行出場は、彼のアスリートとしての責任感と覚悟を象徴するものであり、今後の活躍に期待が寄せられている。