横綱同士の火花!豊昇龍と大の里の異例三番稽古で勝敗が明らかに
大相撲名古屋場所前、豊昇龍と大の里の異例の三番稽古が実現。結果は豊昇龍の3勝1敗で勝ち越し。

横綱同士の異例の三番稽古が実現
大相撲名古屋場所(13日初日、IGアリーナ)を控え、7日に愛知・扶桑町の境川部屋で、豊昇龍(26=立浪)と大の里(25=二所ノ関)の両横綱による異例の三番稽古が行われた。この稽古では、豊昇龍が大の里に3勝1敗で勝ち越し、名古屋場所に向けて好調なスタートを切った。
稽古の詳細
両横綱は、関脇霧島や小結高安らを相手に数番ずつ交互に取った後、仕上げとして4番の三番稽古を行った。豊昇龍は他の関取衆との相撲を含めても10勝1敗と圧倒的な強さを見せつけた。一方、大の里は7勝7敗と苦戦を強いられた。
稽古後のコメント
稽古後の両横綱のコメントも対照的だった。豊昇龍は「いい感じに稽古ができた」と自信を見せ、左足親指の怪我についても「だいぶ良くなった」と笑顔で回復を強調した。一方、大の里は「まだまだですね」と静かに語り、豊昇龍の低い立ち合いに苦しんだことを認めた。しかし、「プラスに考えたら昨日、今日で追い込むことができた」と前向きに捉えていた。
異例の稽古の背景
稽古総見以外で、異なる一門の横綱同士が稽古するのは極めて珍しい。年下の大の里が「どうしますか?」とたずね、豊昇龍が「やろう」と答えて実現した。優勝候補である両横綱が、場所前から火花を散らす一幕となった。
今後の展望
名古屋場所に向けて、豊昇龍の勢いが止まらない。一方、大の里は課題を残したものの、前向きな姿勢で臨む姿勢が見られた。今後の両横綱の活躍に注目が集まる。