琴桜大関、名古屋場所へ「不退転の覚悟」 肉体改造で巻き返しを誓う
琴桜大関が名古屋場所に向け肉体改造を実施。佐渡ケ嶽部屋での猛稽古で12勝3敗の好調ぶりを見せ、四股やすり足の基礎鍛錬で下半身を強化。師匠との絆を武器に優勝争いへ意欲を燃やす。

圧倒的な稽古内容
8日の佐渡ケ嶽部屋での出稽古では、幕内王鵬らを相手に15番勝負を敢行。12勝3敗の好成績を収めた琴桜大関は「基本動作の積み重ねが効いている」と手応えを口にした。稽古後には特別メニューとして四股500回・すり足300回を追加実施。
肉体改造の成果
6月に集中した基礎鍛錬で、臀筋群と大腿四頭筋が明らかに肥大化。佐渡ケ嶽親方は「昨場所の反省から重心移動の改善に注力した。下半身の爆発力が2割増しになった」と分析。突き押し相撲に新たな切れが加わったという。
師匠からの信頼
元関脇・琴ノ若こと佐渡ケ嶽親方は「稽古量は昨年比150%。心技体のバランスが最高潮」と太鼓判。特に「左差しからの寄り切り」の精度向上に注目し「これが決まれば誰にも止められん」と期待を寄せる。
名古屋場所への展望
3場所連続で二桁勝利を逃していた琴桜大関は「数字より内容。だが結果は自ずと付いてくる」と断言。横綱不在の今場所について「大関の責務を果たす時が来た」と力強く宣言した。