B1茨城ロボッツ新シーズン:大胆な成長と新戦力の意気込み
B1茨城ロボッツが新シーズンの方針を発表。新戦力の加入と地域活性化への取り組みを紹介。

新シーズンの方針とスローガン
バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の茨城ロボッツは、2025年7月8日に茨城県水戸市内で会見を開き、新シーズンの方針を発表しました。スローガンは「GROW BOLD(グロウ・ボールド)」で、意味は「大胆な成長」です。川崎篤之社長は、「チーム、クラブを大胆に成長させていく」と語りました。
昨季の成績と新シーズンの目標
昨季のロボッツは、15勝45敗で東地区7位、全体でも24チーム中22位と苦戦しました。しかし、2026年秋から始まる新リーグ「Bリーグ・プレミア(Bプレミア)」への参入を決め、新シーズンはBプレミアに向け、リーグ戦30勝、売り上げ16億円を目標に掲げています。
新戦力の加入
新戦力として、小島元基(31)、米プロNBA経験者のタイラー・クック(27)、梁宰珉(ヤンジェミン)(26)の3人が加入しました。落慶久GMは、「課題としてた部分を補強できた。勝率5割を意識して戦い、チャンピオンシップに名乗りを上げたい」と話しました。
小島元基の抱負
茨城・つくば市出身の小島元基は、「茨城に帰ってこれたことに感謝している」と地元のチームでプレーする喜びを語りました。彼は冷静な判断力と正確なシュートでチームを支えるオールラウンダーです。新チームでの目標はチャンピオンシップ出場で、「簡単ではないが、みんなを巻き込んでやっていきたい」と抱負を述べました。
地域活性化への取り組み
Bリーグと日本財団は、「まちづくりモデル事業」の第1弾として、全国10クラブを支援すると発表しました。茨城ロボッツは、水戸市南町に開設したまちなか・スポーツ・にぎわい広場(M-SPO)を中心に、地域活性化に取り組む運営チームを立ち上げます。川崎社長は、「関係団体を含め、ロボッツを核としたまちづくりをしていく体制を数年かけてつくっていきたい」と話しました。
他の助成対象クラブ
他に助成対象となったのはB1の北海道、静岡、大阪、秋田、川崎、名古屋D、B2の福島、信州、熊本の事業です。Bリーグの島田慎二チェアマンは、「ものすごく大きい支援」と感謝し、日本財団の笹川順平理事長は、「本当に地域にとって良ければ、(予算額など)柔軟に対応していきたい」と話しました。