伝説のライバルから殿堂入りまで:CCサバシア&イチローが語る野球の絆と軌跡
元ヤンキースのエースCCサバシアとマリナーズのレジェンドイチローが同時殿堂入り。2001年の新人王争いから24年後の栄誉まで、2人の軌跡に迫る。

殿堂入りの軌跡
CCサバシア氏(44)とイチロー氏(51)が2025年7月27日、ニューヨーク・クーパーズタウンで野球殿堂同時入りを果たす。MLB通算251勝の左腕と日米通算4368安打の打撃職人が、新人王争い(2001年)から24年を経て再び歴史的瞬間を共有する。
数字で見る2人の偉業
- サバシア:251勝(歴代左腕3位)・3,093奪三振・サイ・ヤング賞1回
- イチロー:10年連続ゴールドグラブ賞・MLBシーズン安打記録(262本)保持
ライバルから同志へ
2001年の新人王投票ではサバシアが1位、イチローが2位に。当時を振り返りサバシアは「彼のバットコントロールに毎回驚かされた。2009年ヤンキースでチームメイトになった時は『ようやく彼と戦わなくて済む』と安堵した」と笑い交じりに語る。
決定的対決データ
年度 | 対戦数 | 被打率 | 三振数 |
---|---|---|---|
2001-2012 | 58打席 | .276 | 11 |
歴史的瞬間へのカウントダウン
式典では3分間のスピーチが予定され、サバシアは「イチローが2001年に見せたあのレガースキック(打席入りの儀式的動作)を再現したい」とジョーク交じりに意欲を表明。両者のスピーチでは「野球の普遍的な価値」がテーマとなる見通しだ。
殿堂入りメンバー:
- CCサバシア(投手)
- イチロー(外野手)
- ビリー・ワグナー(救援投手)
「この栄誉をイチローと分かち合えることに特別な意味がある。野球は常に新たな物語を紡ぐ」 - サバシア談