【名古屋場所】琴勝峰が劇的9連勝で単独首位! 霧島撃破で初優勝へ王手 安青錦との運命の決戦へ
大相撲名古屋場所14日目、琴勝峰が関脇霧島を上手投げで下し9連勝で単独トップに。安青錦との千秋楽決戦で初賜杯を懸けた熱戦が展開される。熱海富士が敗れ優勝争いから脱落する波乱の展開に。

琴勝峰が圧巻の9連勝劇
「体が最高に反応してくれた」 関脇霧島戦では、相手の差し手を封じる鮮やかな体捌きから流れるような上手投げを決めた琴勝峰。幕内自己最長となる9連勝で単独首位に立ち、初優勝へ向けて絶好の位置についた。右足の肉離れを克服した夏場所の経験が、今場所の安定感に繋がっているという。
安青錦との頂上決戦
- 千秋楽対戦カード:琴勝峰 vs 安青錦
- 注目ポイント:両者ともに初優勝を懸けた真剣勝負
- スタイル比較:押し相撲の琴勝峰 vs 突き押しの安青錦
安青錦は草野に敗れ2敗に後退したものの、琴勝峰との直接対決で逆転優勝の可能性を残す。過去の対戦成績は3勝2敗で琴勝峰がリードするが、今場所の安青錦は破壊力ある突き押しが武器だ。
熱海富士がまさかの脱落
3敗の熱海富士が小結高安に敗れ優勝争いから撤退。十両時代から続く「がむしゃら相撲」が通用せず、次場所での再起が焦点に。
横綱・大関陣の動向
- 横綱 大の里:若隆景を押し出しで10勝目
- 大関 琴桜:平戸海をすくい投げで勝ち越し
- 注目の新星:新入幕・草野が安青錦撃破で存在感
佐渡ケ嶽親方の分析
「琴勝峰の強さは『逆境を力に変える』精神力。昨夏の故障経験が、土俵際の粘りに現れている」と師匠が太鼓判。千秋楽の決戦では「迷いなく自分の相撲を取ってほしい」とエールを送った。
【27日 主要取組】 | 力士 | 勝敗 | 決まり手 |
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琴勝峰 | ○ | 上手投げ | |
安青錦 | ● | 寄り切り | |
熱海富士 | ● | 下手投げ |
今場所最大の山場を迎える千秋楽。初優勝を懸けた熱い戦いが、名古屋の夏に激突する!