日本女子バレー、ポーランドに涙の4位 VNL2023ファイナルで2大会連続メダル逃すも次世代の可能性示す
日本女子バレーボール代表がVNL2023でポーランドに1-3で敗れ4位に終了。2大会連続メダル獲得を逃すも、若手選手の活躍で次世代への期待が高まる熱戦の全容を徹底レポート。
激闘の軌跡:VNL2023ファイナル3位決定戦
▽第1セット(15-25) ポーランドの強力サーブに苦戦。レシーブラインが崩れ、攻撃リズムを掴めずに序盤からリードを許す。石川真佑のスパイク成功率38%と攻撃陣の不調が響く。
▽第2セット(26-24) 島村春世の連続ブロック(単独3本)で流動を変える。20-23から林琴奈の鋭角アタックで逆転し、セット奪取。ネット際の攻防で日本が優位性を示す。
▽第3・4セット(16-25,23-25) ポーランドMBの高さを生かした速攻に苦戦。秋本美空(19歳)が途中出場で10得点を記録するも、終盤のサーブレシーブ崩壊が致命傷に。
技術統計分析
- 攻撃成功率:日本42% vs ポーランド48%
- ブロック得点:12-18
- サーブエース:3-7
選手コメント
▽島村春世(MB) 「最後のネットプレーで主将として決めきれなかった責任を痛感。若いメンバーと再起を誓います」
▽中田久美監督 「若手起用の代償は承知の上。2028ロス五輪を見据えた貴重な経験になった」
次世代への布石
19歳エース候補・秋本美空を中心に、U23世界選手権優勝メンバー5人が本戦出場。新戦術の3段攻撃システム導入で、高さ不足を補う新たな可能性を示した。

