1. GI経験馬が強い根拠

過去のクイーンSでは、前走でGIレースを経験した馬が高い複勝率を記録しています。具体的には、出走数41頭のうち14頭が複勝圏内に入り、複勝率は34.1％に達しています。これは他のクラスからの参戦馬と比べても突出した数字です。今年もこの傾向は変わらず、GI経験馬がレースの鍵を握ると考えられます。

2. 前走2着馬の妙味

前走で2着だった馬は、過去に複勝率50.0％という高い数字を残しています。特に注目すべきは、複勝回収率が280％に達している点です。これは人気薄の馬が好走し、高配当を演出していることを示しています。連軸や紐穴として考えると、非常に魅力的なデータと言えます。

3. 4歳馬の安定感

馬齢別に見ると、4歳馬が最も安定した成績を残しています。複勝率は31.0％で、3歳馬の25.0％を上回っています。心身ともに充実期を迎えた4歳馬が、このレースの中心勢力となる可能性が高いです。

アルジーヌの期待

アルジーヌは、前走のヴィクトリアマイルで4着と健闘しました。GI組が強いというデータに合致しており、昨年のクイーンSでも3着に入っています。マイルからの距離延長も問題なく、安定した先行力で粘り込みが期待できます。実績とデータの両面から、本命と評価しています。