安田記念2025:ソウルラッシュが史上3頭目の勝利を目指す
2025年安田記念で、前走が海外だったソウルラッシュが史上3頭目の勝利を目指す。過去の勝利馬を振り返り、注目ポイントを解説。

ソウルラッシュの挑戦
2025年の安田記念(3歳以上・GI・芝1600m)では、前走が海外だったソウルラッシュ(牡7、栗東・池江泰寿厩舎)が帰国初戦での勝利を狙っています。ソウルラッシュは今年4月に撮影された写真(ユーザー提供:ねむねむにゃんこさん)でもその堂々たる姿が確認できます。
過去の勝利馬を振り返る
過去に前走が海外だった日本馬で安田記念を勝利したのは、2007年のダイワメジャーと2014年のジャスタウェイの2頭です。
ダイワメジャーの軌跡
ダイワメジャーは2006年秋に毎日王冠、天皇賞(秋)、マイルCSと3連勝を達成。その後、有馬記念とドバイデューティーフリーで3着に終わりましたが、マイルから2000mでは横綱的存在でした。2007年の安田記念では、同年の高松宮記念覇者スズカフェニックスに1番人気を譲りましたが、レースでは堂々たる主役を務め、逃げ粘るコンゴウリキシオーをクビ差捕らえてゴール。4つ目のGIタイトルを獲得しました。
ジャスタウェイの凱旋
ジャスタウェイは3歳時にアーリントンCを制しましたが、その後は勝利に手が届かず、善戦キャラのイメージでした。しかし、4歳秋に覚醒し、毎日王冠2着をステップに天皇賞(秋)を5番人気の伏兵評価を覆し、驚異の4馬身差で圧勝。5歳となって始動戦の中山記念を快勝すると、海外初参戦となったドバイデューティーフリーでは6馬身1/4差の大楽勝で「世界一」の称号を得ました。帰国初戦の安田記念では不良馬場に苦しめられましたが、ゴール前で伏兵グランプリボスをハナ差捕らえて勝利。泥だらけになりながら凱旋Vを決めました。
近年の傾向
過去の安田記念において、前走が海外だった日本馬は【2-4-1-13】の勝率10%、連対率30%となっています。近年は2022年2着のシュネルマイスター、2023年2着のセリフォスなど惜敗が目立ちますが、ソウルラッシュが11年ぶりの戴冠となるか、注目です。