ロコ・ソラーレ、ミラノ・コルティナ五輪金メダルへ!史上最高のチーム構築を目指す
ロコ・ソラーレがミラノ・コルティナ五輪での金メダル獲得を目指し、史上最高のチームを構築。代表決定戦に向けた決意と戦略を紹介。

ロコ・ソラーレの五輪への挑戦
2026年2月6日に開幕するミラノ・コルティナ五輪まで、いよいよ半年を切りました。カーリング女子チーム、ロコ・ソラーレは、18年平昌五輪で銅メダル、22年北京五輪で銀メダルを獲得し、今度は悲願の金メダルを目指します。その第一関門となるのが、9月に北海道・稚内市で行われる代表決定戦です。フォルティウス、SC軽井沢クとの三つ巴の戦いを前に、チームは史上最高のチームを作り上げることを目標に掲げています。
過去の五輪での活躍
ロコ・ソラーレは、18年平昌五輪では中部電力との代表決定戦を3勝1敗で制し、1次リーグを5勝4敗の4位で突破。準決勝では韓国に延長戦で7-8で敗れたものの、3位決定戦で英国を5-3で破り銅メダルを獲得しました。22年北京五輪では、決定戦で北海道銀行(現フォルティウス)に2連敗からの3連勝で突破。1次リーグは5勝4敗で3チームが並んだが規定により4位で通過。準決勝でスイスを8-6で撃破し、決勝では英国に3-10で敗れ銀メダルを獲得しました。
今シーズンの戦略
今シーズン、ロコ・ソラーレは例年より1カ月早く始動し、ピークを前倒ししました。今月3日までの稚内みどりCHALLENGE CUPでは優勝し、今季初戦でいきなり頂点に立ちました。北海道で残り2戦を戦い、9月の代表決定戦に備えます。決戦では2年連続で日本一を譲ったSC軽井沢ク、フォルティウスに挑みます。過去2大会は代表決定戦を突破しており、得意の大一番で力を発揮することを期待されています。
チームのリフレッシュ
今オフシーズン、ロコ・ソラーレはあえて“解散”し、メンバーそれぞれがリフレッシュする時間を取りました。セカンドの鈴木夕湖は友人や家族と旅行し、完全にカーリングを忘れることを楽しみました。吉田夕梨花はパズル遊びに興じ、吉田知那美は夫の河野恭介氏の地元野沢温泉村へ。藤沢五月は大福屋を巡り、北見市を離れ、連絡もほとんど取らなかったそうです。全員がリフレッシュし、6月に氷上に集まりました。
今後の展望
代表決定戦を突破した後は、12月の五輪最終予選(カナダ・ケロウナ)が待っています。8カ国で残り2枠を争う厳しい戦いが予想されますが、ロコ・ソラーレは国内を勝ち抜き、カナダを乗り越え、イタリアでの金メダル獲得を目指します。忘れ物を取り戻すための半年が始まります。