八村塁が語る日本バスケットボールの未来と協会への提言
八村塁が日本バスケットボール協会への提言と、日本代表の強化について語った。

八村塁の日本代表への思い
八村塁は、名古屋市のIGアリーナで行われた会見で、日本代表の在り方や日本協会への厳しい批判について語りました。彼は「ただただ日本のバスケが強くなってほしいと思っている」と胸中を明かしました。
代表参加の意義
八村は「正直、僕が日本代表でやることに利益はない」と強調し、自身の代表参加はあくまで日本を強くするためだと述べました。また、「五輪に出られるか出られないか、ワールドカップに出られるか出られないか。選手が頑張ってやっていく中で積み重ねたものだと思う。そういうところでここ2、3年協会のやり方が違うんじゃないかなと指摘しているだけ」と協会のやり方に疑問を投げかけました。
日本協会への提言
八村は2024年11月の会見で、「日本代表のやり方というか、あまり僕としてはうれしくないところがある」と発言。日本協会に「お金の目的があるような気がする」と指摘し、トム・ホーバス監督の続投が決まった男子代表の指導陣の体制についても率直な意見を述べました。
協会の対応
日本バスケットボール協会の渡辺信治事務総長は、八村の提言について「非常に重く受け止めている」と話しました。また、昨夏のパリ五輪に向けた強化試合出場や練習参加をめぐって「はっきり言うとわれわれ日本協会の中でミスコミュニケーションがあったり、そういったところで彼(八村)に負担をかけてしまったところがところがあると考えている」と述べました。
未来への展望
最後に八村は「僕は日本の代表、バスケが良くなってほしいというのは、僕の心からの思い。それ以外は何もない。ただ単にバスケで日本が強くなってほしいと思っているだけ」と締めくくりました。