2025年8月21日、東京・後楽園ホールで行われたボクシングの54.5キロ契約8回戦で、アマチュア世界ユース王者の坂井優太（20）＝大橋＝がヤン・チュンファ（中国）に5回2分47秒KOで勝利し、プロ戦績を5戦全勝（全KO）としてパーフェクトレコードを継続させた。

試合のハイライト

• 2回戦: 坂井は距離を詰めて右を被弾する場面があった。
• 3回戦以降: 右ジャブを軸にしたボクシングに切り替え、ワンサイドの展開に。
• 最終局面: ダメージをためたヤンが左ストレートでよろめいたところで畳みかけ、レフェリーのカウント中に相手陣営がタオルを投入しKO勝ち。

坂井のコメント

「削っていくというよりは、前の手から組み立てていくのを意識した。倒すつもりはなかったんですが、普通に打ったらかつんとハマったので痛かったのかなって。でも、足が動いてなかったし、一発もらった。僕とお父さん（伸克トレーナー）の中ではよくなかったですね」と坂井に喜びはなかった。

今後の展望

坂井の才能は海外からも注目されており、サウジアラビア総合娯楽庁トゥルキ・アルシェイク長官が、年末に同国リヤドで計画する日本人トップ選手を集めた興行の出場候補選手となっている。

坂井の意気込み

「どこであってもやるべきことをやるだけ」と言いながらも、「だからこそ今日しっかりやりたかった」と悔しさをにじませた。

経験と課題

これまでの4試合はすべて2ラウンド以内のKO勝利。5回までいったことは「経験になった」ととらえていたが、高いレベルを求めているだけに内容に満足していなかった。