【NBA永久欠番】デリック・ローズ『伝説的1番』が歴史に刻まれる日 ブルズ熱狂再び、2026年1月24日式典開催決定
シカゴ・ブルズがデリック・ローズの背番号『1』を永久欠番に認定。2026年1月24日に式典開催。地元出身スターがケガとの闘いを超えて刻む伝説的キャリアを振り返る。
伝説の始まり:シカゴの地からNBAを照らした流星
2008年NBAドラフト全体1位で故郷シカゴ・ブルズに入団したデリック・ローズは、瞬く間にリーグを席巻。2年目でオールスター選出、3年目には22歳という史上最年少記録でシーズンMVPを獲得。『風城の稲妻』と呼ばれた爆発的なドライブは、当時リーグ最速の時速33.8kmを記録し、ディフェンスを粉砕する様は現代バスケットボールの進化形と評された。
栄光と挫折の軌跡
- 2011年プレーオフ:イースタン・カンファレンス決勝進出(マイアミ・ヒート戦)
- 2012年4月28日:左膝前十字靭帯断裂でシーズン全休
- 2013-2016年:半月板損傷など計7回の大手術
- 2016年トレード:ニューヨーク・ニックス移籍時の涙の会見
統計が語る天才性
| シーズン | PPG | APG | FG% | ハイライト |
|---|---|---|---|---|
| 2010-11 | 25.0 | 7.7 | 44.5 | MVP受賞 |
| 2018-19 | 18.0 | 4.3 | 48.2 | キャリアハイ3P成功率37% |
永久欠番の歴史的意義
ブルズの永久欠番リストに連なる偉大な名前:
- ジェリー・スローン(#4)
- ボブ・ラブ(#10)
- マイケル・ジョーダン(#23)
- スコッティ・ピッペン(#33)
- デリック・ローズ(#1)
2026年1月24日のユナイテッド・センターでは、『ダーティシックス』と呼ばれた2010-11シーズンのメンバー再集結が計画されている。特にジョアキム・ノアとのコンビネーションは、現代NBAに「スモールボール」の概念を定着させた歴史的タッグとして再評価が進む。
新たなレガシー:メンターとしての価値
ミネソタ・ティンバーウルブズ時代には試合前3時間早く到着してシューティング練習する姿勢が若手選手に影響を与え、メンフィス・グリズリーズではジャ・モラントに「カムバックの精神」を伝授。引退後はブルズのフロント入りも噂されるなど、新たな形でチームに関わり続ける。
「シカゴでプレーすることは常に特別だった。この街のエネルギーが私をMVPにした」 - デリック・ローズ(2024年インタビューより)
ファン待望の瞬間
式典当日は2008年ドラフト時のスーツ再着用や、伝説の「サイクロン・マシン」シューズの特別展示が予定。チームストアでは記念ユニフォームの販売と共に、2011年MVP受賞シーズンのハイライト映像を4Kリマスター版で限定公開する。

