J2札幌の守護神・家泉怜依、完全復活でチームを牽引
J2北海道コンサドーレ札幌のDF家泉怜依が右膝手術から完全復活し、守備陣を統率。セットプレーでの活躍も光り、チームの昇格を目指す。

J2北海道コンサドーレ札幌のDF家泉怜依(25)が、右膝手術から完全復活を果たし、チームの守備陣を牽引している。昨年11月に手術を受けた家泉は、現在のキャンプでその回復ぶりをアピール。セットプレーでは185cmの高さを活かしたヘディング弾を決めるなど、好調を維持している。
手術からの復活
家泉は昨年1月、J2いわきから札幌に加入した際に右膝を痛め、公式戦19試合に出場したものの、常に痛みを抱えながらのプレーを余儀なくされた。しかし、昨年11月の手術を経て、現在は痛みが完全になくなり、体の動きもスムーズに。今年のキャンプでは、筋力トレーニングを重点的に行い、体の重さを感じつつも、徐々に調子を上げている。
セットプレーでの活躍
キャンプ中、家泉は主力組の3バック中央でプレーし、セットプレーでのヘディング弾を決めるなど、攻撃面でも存在感を示した。また、3日の非公開試合では2ゴールを挙げ、評価をさらに高めている。家泉は「今は痛みは本当にゼロ。相手のFWに何もさせず、攻撃でもセットプレーでガンガン点を取っていきたい」と意気込みを語った。
チームへの貢献
家泉は、過去にいわきでJ2を39試合戦った経験を踏まえ、「チーム力は札幌がどのチームよりも上」と断言。2年ぶりの舞台で優勝と昇格を目指すとともに、「去年は苦しかったけど、J1レベルを経験できたのは収穫だった。またJ1に上がりたい」と目標を掲げた。
家泉の活躍が、札幌の昇格への鍵となるか、今後の試合が注目される。