東北大の 2 投手が明大に短期留学中 佐藤「雪で練習できない。ありがたい」越智「すべての面で吸収したい」
東北大の佐藤昴と越智晴紀両投手が明大で短期留学中。佐藤は充実した練習をこなし、越智は初参加で施設に感動。2 人とも仙台六大学で 2 勝 3 敗で、チームは 4 位に終わった。今年こそ A クラスが目標。

今月 5 日から明大の練習に交じって、東北大の佐藤昴(4 年=仙台一)と越智晴紀(3 年=県船橋)両投手が汗を流している。明大の鈴木文雄コーチが関係者と知り合いで実現した“短期留学”。レベルアップを目指して一週間通っている。 「今年は雪で練習ができない状態です。チームにはコーチもいないし、室内(練習場)もない。こうやって明治で練習させてもらってありがたいです」。エースの佐藤はそう言って、充実した練習をこなしている。佐藤は昨年に続き 2 度目だが、越智は初参加。「まず施設がすごいなと。ここではフォームからフィジカル、すべての面で吸収していきたい」と目を輝かす。 昨秋は 2 人とも仙台六大学で 2 勝 3 敗。チームは 4 位に終わった。「99 年に 3 位になって以来、25 年間 B クラス。今年こそ A クラスが目標。仙台大や東北福祉大に何とか勝ちたいんです」と佐藤は力を込める。大学から投手に転向した越智は「先発して後半に力が落ちるので、スタミナと制球を磨いていきたい」とブルペンでは西嶋一記投手コーチに指導を受け、大きくうなずいていた。 投球練習で今秋のドラフト候補・小島大河捕手(4 年=東海大相模)に受けてもらった佐藤は、「腕の振りとスライダーが早く変化するから打者からは見やすいんじゃないか」とアドバイスも受けた。西嶋コーチは「2 人ともいいですよ。スピードはもっと出るはず」と、何でも吸収しようとする姿勢に指導にも熱が入っている。 3 月 20 日には明大とのオープン戦も組まれており、「教えてもらったことを実戦で出したいです」と 2 人は意気込んでいる。