2024年ドラフト組が本塁打量産中!ニック・カーツの活躍と大学野球の進化
2024年ドラフト組がメジャーリーグで本塁打量産中。ニック・カーツを筆頭に、大学野球の進化が垣間見える。

「ベースボールアメリカ誌」によると、2024年のドラフト指名選手たちが今季、メジャーリーグで合計34本塁打を記録しており、これはドラフト翌年の本塁打数としては歴代2位タイにあたる。シーズンはまだ2カ月以上残っており、1986年に85年ドラフト組が記録した歴代1位の64本塁打を超える可能性も十分にある。
特に注目されているのは、アスレチックスの一塁手ニック・カーツ(22)だ。2024年のドラフトでは全体8位で指名を受けたカーツは、今年4月23日にメジャーデビュー。最初の16試合は本塁打がなかったが、5月13日に1号を放つと勢いが止まらず、現在19本塁打、OPS.973を記録している。19本塁打はドラフト翌年の本塁打数としては歴代7位にあたり、あと4本で3位にまで順位を上げることができる。
カーツの驚くべき点は、大学時代の成績とほぼ肩を並べていることだ。昨年ウェークフォレスト大で54試合に出場し、22本塁打を放ったカーツは、今季メジャーでは63試合で19本塁打。舞台は違えど、パワーはそのまま通用している。
また、これはカーツに限った話ではない。アストロズのキャメロン・スミス(7本)、ロイヤルズのジャック・カグリオン(5本)、エンゼルスのクリスチャン・ムーア(3本)と続く。近年、大学野球のレベルは上がっており、早く昇格し、活躍するのがここ数年のトレンドとなっている。
今後の活躍が期待される2024年ドラフト組。彼らの活躍は、大学野球の進化を象徴するものとも言えるだろう。