新横綱豊昇龍、2 連覇ならずも土俵入りに自信
日本大相撲トーナメントで優勝した高安と準優勝の豊昇龍が表彰された。豊昇龍は準々決勝で敗退し、2 連覇はならなかったが、土俵入りには自信を見せた。

新横綱豊昇龍、2 連覇ならずも土俵入りに自信
第 49 回日本大相撲トーナメントが 9 日、東京・両国国技館で行われ、新横綱豊昇龍(25=立浪)はベスト 8 で敗退した。
初戦の 2 回戦で美ノ海を下し、初場所の優勝決定ともえ戦の再現となった王鵬との 3 回戦も寄り切りで制した。しかし優勝する高安に準々決勝で寄り倒され、「上手を取れなかった」。2 年前は準優勝、昨年は優勝と相性の良かった今大会。「いままで決勝までいっていたから、変な気分」と苦笑いを浮かべた。
それでも 2 日連続で綱締め実演や横綱土俵入り行い、観衆から声援を浴びた。土俵入りについては「慣れてきた」と自信たっぷりの口ぶり。所作の手順ミスなく、雲竜型を堂々と披露した。
新横綱として迎える春場所(3 月 9 日初日、エディオンアリーナ大阪)までちょうど 1 カ月。すでに稽古は再開しており、今後、少しずつ状態を上げていくことになる。「場所までに体を戻さないと」とどっしり構えた。