【カーリング】フォルティウス吉村紗也香、息子にメダルをかけて五輪代表へ再挑戦
カーリング日本選手権女子決勝で、フォルティウスが優勝し、26 年ミラノ・コルティナ五輪への夢をつないだ。スキップ吉村紗也香は、出産後の復帰戦で優勝を果たし、五輪代表候補決定戦への切符を獲得。

フォルティウス吉村紗也香、息子にメダルをかけて五輪代表へ再挑戦
カーリング日本選手権女子決勝で、フォルティウスが優勝し、26 年ミラノ・コルティナ五輪への夢をつないだ。スキップ吉村紗也香は、出産後の復帰戦で優勝を果たし、五輪代表候補決定戦への切符を獲得。
吉村は第 11 エンドのラストショットで、黄色の石を丁寧に投げ、赤い円の上にピタリと止め 1 点を追加し、念願の優勝を決めた。涙があふれるほど喜び、仲間と肩を組んで感動の瞬間を共有した。
21 年大会では「北海道銀行フォルティウス」の名で優勝したが、同年 11 月にスポンサー契約を打ち切られ、会社は女子カーリング部を新設し、看板を失った。しかし、チームは必死に前を向き、23 年度からはクラウドファンディングで遠征費を稼いだ。
吉村は 23 年 12 月に第 1 子を出産し、産休期間中に仲間は有効活用し、吉村が帰ってきた時にはさらに強い状態になっていた。息子には「メダルをかけてあげたい」と母の顔をのぞかせた。
五輪への道をつないだ吉村は、「逆転負けで悔しいの一言。覚悟を持って今回は臨んだ」と語り、敗戦を糧に最高の結果をつかみ、再挑戦の資格を得た。次は 3 月の世界選手権で、日本女子として枠確保を狙う。