驚異の活躍!冬の欧州移籍で大成功した日本人選手たち
今回は、冬に欧州へ移籍し、活躍した日本人選手をピックアップして紹介する。


大迫勇也
- 生年月日:1990 年 5 月 18 日
- 移籍先:鹿島アントラーズ→1860 ミュンヘン(ドイツ)
- 移籍日:2014 年 1 月 6 日
- 移籍金:50 万ユーロ(約 8000 万円)
大迫勇也は、鹿児島城西高等学校での活躍が注目を集め、2009 年に鹿島アントラーズでプロになった。高卒ルーキーながら、プロ 1 年目に J リーグ 22 試合に出場し 3 得点を記録すると、2 年目から背番号「9」を継承。2013 シーズンにはリーグ戦 33 試合で 19 得点を記録し、日本代表デビューも果たした。そして 2014 年 1 月、ドイツの 1860 ミュンヘンに移籍する。
ドイツでもその才能がすぐに認められた。2 部リーグのデビュー戦でデュッセルドルフ相手にゴールを決めると、2013/14 シーズンのリーグ戦後半戦だけで 6 得点 3 アシストを記録した。
リーグ戦 6 得点という数字は、このシーズンの 1860 ミュンヘンでトップタイ。同じく 6 得点を記録したモーリッツ・ストッペルカンプは 34 試合に出場したことを考えると、15 試合で 6 得点を挙げた大迫がいかに強烈なインパクトを残したかが分かる。
シーズン終了後、大迫はドイツ 1 部リーグのケルンに移籍し「個人昇格」を果たした。1860 ミュンヘンとしては、移籍金 50 万ユーロ(約 8000 万円)で獲得した選手を 200 万ユーロ(約 3.2 億円)で売っているため、ピッチ内外で大きなメリットを得た。
大迫はその後、2021 年夏にブレーメンからヴィッセル神戸に移籍するまでドイツで活躍を続けた。J リーグに復帰したあとも日本屈指の FW として神戸で結果を残し続けている。