【卓球】金メダリスト 3 人が世界ランキングから消えるも復帰の可能性
ITTF が発表した 2025 年最初の世界ランキングから、樊振東、馬龍、陳夢の 3 人の五輪金メダリストが姿を消したが、復帰の可能性が出てきた。

金メダリスト 3 人が世界ランキングから消える
国際卓球連盟(ITTF)が昨年 12 月 31 日に発表した 2025 年最初の世界ランキングから、男子の樊振東(6 位・12 月時点)と馬龍(8 位)、女子の陳夢(4 位)が姿を消した。
離脱表明と罰則規定
樊振東と陳夢は 12 月 27 日に SNS で離脱を表明。樊振東は「WTT(ワールド・テーブルテニス)の新たな罰則規定により、離脱を選択するしかない」とコメントし、陳夢も「体調が万全ではない」と明かした。この規定は、大会を棄権した週に別の大会へ出場すると罰金が 2 倍になるというものだった。
中国卓球協会と劉国梁会長の声明
一方、中国卓球協会は 12 月 31 日の声明で、3 選手の復帰の可能性を示唆。WTT の CEO でもある劉国梁会長も「ワイルドカードを使えば出場できる」と語った。特に樊振東は、罰則やポイント剥奪を避けるための措置とみられている。
WTT のスケジュールと罰則に対する批判
WTT の厳しいスケジュールと罰則に対し、選手やファンから批判の声も上がっており、ITTF は 1 月 2 日にワーキンググループの設置を決定。
ゴールデンチケット制度の導入
さらに先週閉幕したシンガポールスマッシュのあとの 2 月 11 日に、「オリンピック金メダリストは、すべてのグランドスマッシュおよび 6 つのチャンピオンズに出場する特別な機会(ゴールデンチケット)が与えられることが決まった。この特権はオリンピックの勝利から 4 年間有効となる」と発表している。金メダリストがシングルスだけを指すのか、団体や混合ダブルスも含めるのかは定かではない。
3 人の金メダリストの出場可能な大会
いずれにしても、上記の 3 人の金メダリストは WTT グランドスマッシュ(25 年は残り 3 大会)、チャンピオンズ 6 大会に「ゴールデンチケット」として、出場可能となった。