朝乃山、春場所出場を明言「ラストチャンス」 左膝手術からノーモア離脱へ前への攻めを徹底【大相撲】

元大関の朝乃山が 26 日、春場所出場を明言した。昨年名古屋場所で左膝前十字靱帯を断裂して以来、3 場所連続全休中の朝乃山は、大阪市中央区の高砂部屋宿舎での朝稽古で申し合いに参加し、幕内朝紅龍らを相手に 11 勝 3 敗だった。

「ラストチャンスと思っている。いい状態で初日を迎えたい。今年のうちに（関取に）戻りたい」と意気込みを語った朝乃山。手術も受けた膝を再び痛めれば「取り返しがつかないことになる」と断言。負傷した一番は下がる流れだったことも踏まえ、足の踏み出し方をより前に体重が伝わるように修正。ノーモア離脱へ前への攻めを徹底する。

近大から角界に飛び込み、初土俵も新十両も、大関昇進を決めたのも春場所だった。「ここまで相撲を取れるようになったのは、自分の力だけじゃない。支えてもらった」と感謝の気持ちを述べた。

朝乃山は、思い出の地で再起を誓う。春場所での活躍に期待がかかる。