甲南大が逆転負けも未来につながる試合に!1 年生スタメン 3 人起用【阪神大学】
甲南大がスタメンに 1 年生を 3 人起用し、逆転負けしたものの未来につながる試合となった【阪神大学】

甲南大がスタメンに 1 年生を 3 人起用!逆転負けも未来につながる試合に【阪神大学】
高校野球ドットコム 2025/4/7 15:08
昨年に岡本駿投手が広島からドラフト 3 位指名を受け、初のプロ野球選手が誕生した甲南大。この試合では 3 人の 1 年生がスタメンに名を連ねた。
「ちょっと怪我人続出で…」とチームの現状を語る谷口純司監督。本来なら上級生を使いたかったが、それを許してくれない事情があった。
7 番中堅の鷹取晃正外野手(1 年=岡山理大付)と 8 番遊撃の市川要内野手(1 年=比叡山)は「守備が良いので」(谷口監督)と打撃には目を瞑っての起用。先発の松山晃大投手(1 年=日高)に関しては「ある程度投げてくれる」と信頼して送り出した。
松山は高校時代から和歌山県内では知られた好左腕。スライダーやカットボールで三振を取れる投手だ。
「初回は緊張したんですけど、次のピッチャーに繋ぐことだけを考えて投げました」と立ち上がりから飛ばしていく。ストレートの球速は 130 キロ前後だが、低めの変化球が効果的に決まり、3 回まで無安打に抑え込んだ。
しかし、打順が 2 巡目に入ると、相手打線も変化球を見極めてくるようになる。次第にボールが先行するようになると、1 点リードの 5 回裏には 2 四球で一死満塁のピンチ意を招き、パスボールで同点に追いつかれてしまった。
さらに 6 回裏には一死二塁から 5 番・渡辺大亮外野手(4 年=星稜)に低めのカットボールを捉えられ、勝ち越しの適時三塁打を浴びたところで降板。5 回 3 分の 1 を投げて、3 安打 6 四死球 5 奪三振で自責点 2 という内容だった。
結果的に敗戦投手となったが、「初登板だからよく投げました」と谷口監督は称賛。「安心して先発を任されるピッチャーになりたいです」と今後の抱負を語る松山の将来が楽しみだ。